建機整備士になるには?具体的な仕事内容と必要な資格を解説
建機整備士になるには?具体的な仕事内容と必要な資格を解説
はじめに
建設機械整備士は、建設現場で使用されるショベルカーやクレーンなどの建設機械や設備の点検、修理、保守、およびメンテナンスを担当しています。
建設機械整備士がいないと建設現場はストップしてしまうので、かなり重要な役目を果たします。
建設機械の企業は、いくつかのカテゴリーに分けられます。
・製造業者(メーカー)
・販売、ディーラー企業
・レンタル、リース企業
・サービス、メンテナンス企業
・建設機械用のアタッチメント部品企業
日々の業務内容は?
主な業務は、機械の定期的な点検とメンテナンス、故障時の診断と修理です。
具体的には、機械が常に最高のパフォーマンスを発揮できるように、日々の点検や定期的なメンテナンスを行います。
何かがおかしい時は、その原因を突き止めて修理し、必要に応じて、機械の部品交換も行います。
自動車整備士との違い
主な違いは、扱う機械のサイズと複雑さにあります。
建機整備士は、重機と呼ばれる大型機械を扱い、ブルドーザーやクレーンなどが含まれます。
これに対し、自動車整備士はエンジンやトランスミッションの修理、定期的なオイル交換、タイヤ交換など、自動車の全般的なメンテナンスを行い、より細かい電子システムの知識が求められます。
また、建設機械はその性質上、過酷な環境下で使用されることが多く、整備士は泥や塵、様々な気象条件の中で作業を行うことがあります。
どうやったらなれるか?
建設機械整備士を目指す最初のステップは、専門知識と技術を学ぶことです。
建設機械の構造、取り扱い方法、故障の原因、修理方法などについて理解する必要があります。
建設機械の整備士には、「建設機械整備技能士」という国家資格がありますが、この資格を必須条件として募集している企業はほとんどありません。
入社後に研修や実務を行いながら取得するケースが一般的です。
また、自動車整備士の資格か経験があれば、早い段階で建設機械整備士として活躍することができます。
建設機械整備技能士の検定試験について
建設機械整備技能士も国家資格の1つで、受験するための条件があります。
資格は、特級、1級、2級に分類され、それぞれ学科試験と実技試験が実施されます。
受験資格
・特級
1級合格後、5年以上の実務経験
建設現場の管理者や監督者などが想定されています。
学科試験では、工程管理や作業管理に関する問題が出題されます。
実技試験では、建設機械整備に関する現場技術を除いた計画立案などの作業が求められます。
・1級
7年以上の実務経験または2級合格後、2年以上の実務経験
学科試験では、建設機械整備法、燃料や油脂類、電気に関する内容が出題されます。
実技試験では、製作作業や計画立案作業などが行われます。
・2級
実務経験2年以上
試験項目は、1級とほぼ同じです。
合格基準
・学科試験
100点満点で65点以上が合格
・実技試験
100点満点で60点以上が合格
まとめ
建機整備士は、ただの「整備士」ではありません。
建機整備士は、建設現場で必要不可欠な存在です。
その技術と努力がなければ、多くの建設プロジェクトは成功しません。
この職業に興味がある方は、実務経験を積むことで、新たなキャリアパスを歩むことができます。
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